コラム:がんと漢方薬

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今回は、がんと漢方について書いていきます。

がんは日本人の半数以上が生涯でかかるとされ、比較的身近な疾病であると言えます。
東洋医学では、この疾患をどう捉えているのでしょうか。

 

古典的な昔の資料では、外科正宗という資料に乳岩(がん)として詳しく書かれています。
そこでは、しこりばかり見るのではなく、背景にある患者さんの体質を踏まえて処方している内容となっています。
ただし、治療に関しても難しさを述べており、全てを治していた訳ではない事が記載されています。

 

現代中医学のがん治療の考え方では、必ず西洋医学による治療と併用させています。
西洋医学の治療による体力低下や副作用において漢方薬は多用され、がんにおいて漢方治療は、その位置付けが正しく、一番効果を発揮するものかと思います。

 

『がんの補完代替療法ガイドブック 第3版』では、漢方薬の利用に際して以下の4点を挙げています。『① 何か自覚症状があった場合、その原因が西洋医学的にとらえることが可能で、かつ有効な手段があれば、まずそれを考慮すべきです。② 西洋医学で根本的な治療方法がない場合は、対症療法・支持療法として漢方薬が効力を発揮する場合も多くあります。③ 現時点では、がん細胞を直接殺傷するような漢方薬はありません。④ 基本的に漢方薬は、投与方法が口から内服する(経口投与)のみであるので、漢方薬を利用できる患者さんは経口投与が可能であることが前提条件になります。さらに、多くの漢方薬は腸内細菌によって修飾されることで効果が出現することがあるために、消化器(胃や腸)の手術の既往、抗生剤の投与などによって漢方薬による反応に個人差が出てくる可能性があります。また副作用が疑われたらすぐに中止すべきです。』

 

このガイドラインは参考になる内容が多く載っていますので、がんの漢方治療をお考えの方は一読をお勧めします。

漢方薬を治療に取り入れる際は、通院しながらの服薬する様にして下さい。

出典・引用:厚生労働省がん研究助成金「がんの代替療法の科学的検証と臨床応用に関する研究」班独立行政法人国立がん研究センターがん研究開発費「がんの代替医療の科学的検証に関する研究」班 がんの補完代替療法ガイドブック 第3版 

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