コラム:漢方を上手に使う鍵「弁証論治」
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漢方の専門店ではよく出てくる単語ですが、「弁証論治」と言う言葉は聞いたことはありますか?
これは、患者さんの心身の状態を東洋医学的に捉えた上で、アプローチする方針を立てるという事です。
本来の漢方薬の使い方をするには、この弁証論治を行なって漢方薬を決定する必要があります。
弁証論治を行う際には、一旦西洋医学の単語は置いておき、東洋医学の概念だけで患者さんの状態を把握します。
西洋医学と東洋医学では、同じ単語でも、そもそもの身体の捉え方が違うため、一旦分けて考える必要性があるのです。
違いを表す一例として、西洋医学でいう肝臓(レバー)と東洋医学の肝というものを比較してみます。
レバーとしての肝臓の場合は、働きとして、解毒作用や胆汁の生成、糖や脂質などの物質代謝などがあります。
東洋医学の肝の場合は、働きとして、疏泄を主る(気や胆汁や情志の調節)、蔵血を主るなどがあり、重なる部分も多いにありますが、違う部分もあります。
漢方薬や生薬でも肝臓にいい性質のものがありますが、それは元々東洋医学の肝に対して良いとされるものです。
従って、漢方を使う時には弁証論治を行い、東洋医学的にどういったアプローチをするかを重要視します。
心身が整えば、検査数値も後追いで落ち着きやすくなる印象があります。