コラム:漢方薬の味

今回は、「漢方薬の味」について書いていきます。

漢方薬を味わって飲んでみた事はありますか?
漢方薬に含まれる生薬には、沢山の種類があり、色んな味を持っています。

実はこの味って漢方薬の効果を決める大切な要素なんです。

味には、苦・辛・酸・甘・鹹・淡の6種類があり、それぞれが効能を持っています。

例えば、「疲れたら甘いもの」と言われる様に、甘味にはカラダを補ってくれる作用があります。

コンビニの疲労回復ドリンクも、パッケージ裏を見ると結構な確率で「人参」が入っています。

東洋医学的には、人参のもつ「甘味による補気」により、気を養えれば疲れが取れるので、その点はとても合理的なんです。

その他、状況に応じて甘味と酸味を組み合わせたり、苦味と辛味を合わせたりしながら、漢方薬は西洋医学とは違った視点から心身へアプローチを行なっています。

 

実際の効果などから検証してみても、納得できる部分が多く、味は知れば知るほど奥深いものなんです。

 

余談:
薬の町として有名な大阪の道修町では、毎年11月になると神農祭が行われます。

神農は薬を味わい、効果を自分で判定したとされる伝説上の人物です。
薬の味や性質が書かれた「神農本草経」は中国に存在する最古の薬物の専門書と言われ、今日の東洋医学にも多大な影響を及ぼしています。

 

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