コラム:五苓散がメンタルの不調に効くと話題らしい
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低気圧前の不調に使われる漢方薬として有名な五苓散ですが、最近はメンタルの不調に効く漢方薬として話題になっている様です。
メンタルの不調といっても、色々な起こり方があるので東洋医学的にこれを考察していこうと思います。
まず、一つ考えられるものとしては、「水凌心悸」と言われる状態です。
これは熱を産みづらい身体のせいで、水はけが悪くなって水分がダブつき、心臓に影響して動悸や精神不安が起こる状態です。
少し難しい言葉を使うと、陽虚→化水できない→水湿内停→心を侵す という事になります。
東洋医学では、心は血を循環させるだけでなく、精神の大元となっている臓です。
この様な場面では、桂枝と茯苓が入った「苓桂剤」と言われるジャンルの漢方薬であれば対応する事ができます。
茯苓は余分な水を抜いてくれる生薬ですが、身体に陽気がない状態だとしっかり働かず、桂枝の温める力を持って初めて作用します。
その結果、余分な水が抜けると心に負担がかからなくなり、晴れやかな気持ちで過ごせる様になります。
五苓散がメンタルに良いとされますが、これはこれらの生薬が入っているからで、本来この場面に使われる代表的な漢方薬は「苓桂朮甘湯」という漢方薬です。
他にも苓桂剤には色々種類があり、その方の体質に合った漢方薬が副作用もなく、1番効果を発揮します。
セルフでの判断が難しい時は専門家に相談してから使う様にしてください。