一鍼堂漢方薬舗
参苓白朮散料(じんりょうびゃくじゅつさんりょう) エキス細粒G「コタロー」 [ 取扱商品 ]
参苓白朮散料(じんりょうびゃくじゅつさんりょう) エキス細粒G「コタロー」 [ 取扱商品 ]
概要
出典は『太平恵民和剤局方』。
「治脾胃虚弱,饮食不进,多困少力,中满痞喧,心忪气喘,呕吐泄泻及伤寒咳噫。此药中和不热,久服养气育神,醒脾悦色,顺正辟邪。」
脾胃は飲食物を受け入れる臓腑で、気血といった人体の機能を正常に働かせるものを作り出す大元です。
脾胃が弱ると飲食物を吸収できず、必要な物が流れて身体を滋養されない事で、常に疲労困憊状態となります。
参苓白朮散料は脾胃を建て直しながら、失われた必要な物質を補う事で根本からの立て直しを図る漢方薬です。
効能・効果 (メーカー記載のもの)
やせて顔色が悪く、食欲がなく下痢が続く傾向のあるものの次の諸症;
食欲不振、慢性下痢、病後の体力低下、疲労困憊
処方解説
『素問』「帝曰、脾病而四支不用、何也。岐伯曰、四支皆稟気於脾、而不得至経。必因於脾、及得稟也。今脾病不能為胃行其津液、四支不得稟水穀気。気曰以衰、脈道不利。筋骨肌肉、皆無気以生、故不用焉。」
『血証論』「経云、脾統血、血之運行上下、全頼乎脾、脾陽虚則不能統血、脾陰虚又不能滋生血脉」
『素問』「心主身之血脉」
脾胃が弱り、協力関係が失われると、四肢へ水穀の精気を届ける事が出来なくなります。
すると四肢が弱り、力が入らない状態となります。
脾胃は気血を生み出す大本なので、機能が衰えると心にも波及し易く、脈の乱れが生まれます。
参苓白朮散は元々脾陰虚の処方とされている訳では無かったのですが、後世になり脾陰虚という病態が重要視される様になり、日本ではその代表的な処方として使われています。
清代の血証論では、脾陰の虚損が血脈に影響するとされます。
脾陰虚の背景には多くは脾気虚による泄瀉などで脾陰を失ったことにより引き起こされます。
生薬の構成を考えると、ベースは四君湯(人参・白朮・茯苓・甘草)から構成されます。
脾気虚の基本方剤で、これらが協力して益気建脾により脾胃の機能を改善します。
また、脾気虚が続いて失った脾の陰分を山薬・扁豆・蓮肉・薏苡仁により補充します。
桔梗は気を上昇させるので、下陥の状態に対応します。
縮砂は脾胃の気を動かすので、甘味の生薬が滞る弊害ほ防ぎます。
甘草は諸薬を調和させます。
全体として、脾の気陰分どちらも補う事により、脾の気陰両虚を改善します。
参考資料
『中医臨床のための方剤学』東洋学術出版社 神戸中医学研究会編著
成分
本剤3包 (6.0g)中
(薏苡仁4.0g、白朮・茯苓各3.2g、山薬・人参各2.4g、桔梗・縮砂・扁豆・蓮肉各1.6g、甘草1.2g)
より抽出した水製エキス3.9gを含みます。
添加物:含水二酸化ケイ素、ステアリン酸マグネシウム、トウモロコシデンプン
価格
税込み7,920円(30日分 90包)
一鍼堂漢方薬舗より |
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